ホラー寄りスリラー好きのやなきちです。
今回は、メル・ギブソン監督×マーク・ウォールバーグ主演のワンシチュエーション・スリラー
『フライト・リスク』(Flight Risk) を観たので、
- どんなタイプの映画なのか(怖さ・ドキドキ度)
- どんな人におすすめか
- 観終わった人と語りたい “ツッコミどころ” と “推しポイント”
を、前半ネタバレなし→後半ネタバレありでまとめていきます。
映画『フライト・リスク』の基本情報
- 邦題:フライト・リスク
- 原題:Flight Risk
- 公開年:2025年/アメリカ
- 日本公開:2025年3月7日(劇場公開)
- 監督:メル・ギブソン
- 脚本:ジャレッド・ローゼンバーグ
- 上映時間:91分
- ジャンル:アクション/スリラー
- キャスト:
- マーク・ウォールバーグ … “謎のパイロット” ダリル・ブース
- ミシェル・ドッカリー … 連邦保安官 マドリン・ハリス
- トファー・グレイス … 証人となった元マフィア会計士 ウィンストン
ざっくり一言でいうと…
「アラスカ上空1万フィートで、信用できる人が一人もいないフライトに閉じ込められる映画」です。

こんな人におすすめ・おすすめしない
おすすめな人
- 密室&少人数でじわじわ緊張感が高まるスリラーが好き
- マーク・ウォールバーグの“悪役寄りの顔”を堪能したい
- シリアスな中に、クスッと笑えるキャラがいる作品が好き(ウィンストン!)
おすすめしない人
- ロジックの整合性をガチガチに求めるタイプ
- 「なんでそんな無茶な任務の組み方するの?」みたいな雑さが気になる人
- 機内の狭い空間での暴力シーンが苦手な人
『フライト・リスク』ネタバレなしのあらすじ
舞台は、アラスカの荒野。
保安官補マドリン・ハリスは、ある事件の重要参考人ウィンストンを、裁判が行われるニューヨークまで航空輸送する極秘任務を任される。
2人を乗せてアラスカの小型機を操縦するのは、ベテランパイロットのダリル・ブース。
ダリルは陽気な会話でマドリンの緊張をほぐし、機体はアラスカ山脈上空1万フィートまで順調に上昇していく。
その一方で、後部座席に手錠でつながれているウィンストンは、足元に落ちていたパイロットライセンス証を目にする。
そこに写っていた顔写真は、現在操縦席にいるダリルとはまったくの別人だった。
上空の限られた機内空間で、保安官補・証人・パイロットの3人それぞれの素性と目的に疑いが生じ、行き先も安全も保証されない「絶望のフライト」が始まる。
推しポイント(ネタバレなし)
① ウィンストンの“ポンコツさ”が良い意味で中和剤
まず推したいのが、
証人ウィンストンの 「ポンコツかわいい」キャラ。
命を狙われてる立場なのに、
- やたらと口が軽い
- ビビりながらも小さい嘘をつこうとする
- でもどこか憎めない
という、ちょっと情けなくて人間臭い男です。
シリアスな展開の中で、
彼の一言やリアクションが絶妙にクスッとさせてくれるんですよね。

「こういうガチなスリラーの中に、
ちゃんと笑わせてくれる中和剤キャラがいるの、個人的にめちゃ好きです。」
ウィンストンのおかげで、
映画全体の空気が暗くなりすぎないのは大きなポイント。
② マーク・ウォールバーグの“得体の知れない怖さ”
本作のマーク・ウォールバーグは、
いつもの“熱血ヒーロー”とは真逆の立ち位置。
- どこか楽しそうに人を試すような喋り方
- 目が笑っていない “フレンドリーさ”
- 一瞬で表情がスッと冷たくなる瞬間
この 「一体何を考えてるのか分からない感じ」 がすごく怖い。
狭い機内というシチュエーションも相まって、
「この得体の知れない男と、密室で何時間も過ごすとか地獄では?」
という緊張感があります。

段々と狂気じみていく怖さがこの作品の醍醐味だと思います。
③ ほぼワンシチュエーションで続く、90分ノンストップ感
映画の大半は、
- 小型機のコックピット&客室
- 無線や電話で繋がる地上側
という、かなり限られた空間の中だけで進んでいきます。
それでも最後まで退屈しないのは、
- 誰をどこまで信用していいか分からない人間関係
- ささいな会話の中に潜む“情報戦”
- いつ暴力に発展してもおかしくない空気
このあたりを、テンポよく積み重ねているから。
「ちょっと軽めのスリラーをサクッと観たい」
という夜にはかなりちょうどいい長さと密度だと思います。
ここからネタバレあり感想ゾーン ※未鑑賞の方は注意!
ここから先は、
物語の核心やラストについても触れていきます。
まだ観ていない方は、この辺で一度ブラウザバックしてから
鑑賞後に戻ってきてもらえると嬉しいです。
『フライト・リスク』ラストはどうなったのか(ネタバレあり)
マドリンとウィンストンは、パイロットの男が本物のダリル・ブースではなく、マフィアのボス・モレッティに雇われた殺し屋であることを知り、機内での格闘の末に男を一時的に拘束する。マドリンは自ら操縦桿を握り、別のパイロット・ハッサンの無線誘導を受けながら、アラスカの空港への着陸を目指す。
飛行中、マドリンは内部情報が外部へ漏れていることから組織内の「内通者」の存在を疑い、最終的に自分の上司であるコールリッジ副長官がモレッティ側とつながる黒幕であると突き止める。
その後、機体は山岳地帯での危機を乗り越えつつ着陸態勢に入るが、拘束されていた殺し屋が再び拘束を解き、ウィンストンを刺してマドリンにも襲いかかる。マドリンは反撃して男を再度無力化し、そのまま燃料が尽きかけた小型機を強行着陸させる。
着陸時の衝撃で機体のドアが開き、殺し屋は滑走路に投げ出され、走ってきたトラックにはねられて死亡する。ウィンストンは重傷だが意識を保っており、救急隊に引き渡される。
救急車が出発しようとした直後、モレッティ側の刺客が救急隊員に成りすましてウィンストンを口封じしようとするが、マドリンが気付き、刺客を射殺して阻止する。マドリンは刺客の携帯電話を使ってコールリッジに連絡を取り、証人が生きており、これから彼の不正を含めて証言が行われることを告げる。コールリッジがその後どのような処分を受けるかは描かれず、ウィンストンが守られ、裁判での証言につながる状況になったところで物語は終わる。
ネタバレあり:パイロットのインパクトと、惜しいところ
マーク・ウォールバーグはなぜハゲ頭?笑
まずどうしても触れたいのがここ。
「なんでマーク・ウォールバーグをあのハゲ頭にしたの?」
作中、ニット帽が外れた瞬間に、
思わず心の中で
「え、そこまで剃っちゃう!?」
とツッコミ入れました。笑
実際、役作りのために毎日自分で頭を剃っていたらしいのですが、
見た目のインパクトは抜群。
- 一気に“普通のパイロット”から外れた違和感
- どこか病的で、不安定な印象
- 「この人、絶対まともじゃないな…」という説得力
ビジュアルだけで、
得体の知れない狂気 がかなり伝わってきます。
とはいえ、あまりにも急に帽子が外れてツルっと出てくるので、
若干ギャグに見えてしまう瞬間も(笑)
「はよコイツ殺してしまえ」と思わせる、説得力ある“嫌な奴”
観ていて何度も思ったのがこれです👇
「いやもう、このパイロットさっさと殺してまえ…」
- 気絶させても、絶対また起きて襲ってくる
- 拘束していても、いつか外して反撃してきそう
- 会話しても、有益な情報はほぼ出てこない
**“生かしておくメリットが全く感じられない悪役”**なんですよね。
普通の映画だと、
「こいつから情報を引き出さなきゃ」とか
「利用価値があるから殺せない」みたいな理由があるんですが、
この作品のパイロットは
「ただただ怖いし、邪魔だし、信用ゼロ」
という存在感。
だからこそ、
観てる側としてはずっと
「早く決着つけて…!」 とハラハラし続けることになります。
物語上はもちろん死なせるわけにいかないのも分かるんですが、
何回も蘇ってくるたびに
「ほら見ろ、だから最初にとどめさしとけって…」
という、ホラー映画あるあるなジレンマも味わえます(笑)

拘束したとはいえこんな怖いハゲ男から目を離して小型飛行機操縦するのはかなりのリスク。カメラアングルもハラハラを助長させます。
③ 女性捜査官1人に全部背負わせるな問題
これは完全に“大人目線のツッコミ”なんですが…
「いや、この任務、マドリン1人にやらせるのは無理がない?」
- 告発する相手はマフィアの大物
- 証人は命を狙われている立場
- 謎のパイロットも雇わないといけない地方のフライト
こんな危険な案件なら、
最低でも屈強な護衛1人くらい付けてあげて…
と何度も思いました。
映画としては
「女性捜査官がたったひとりで状況をひっくり返す」
という燃える展開にしたいのは分かるんですが、
現実感を考えると
「上司、もうちょっと人員割いてあげて…」
と上層部の雑さにモヤモヤする人もいるかもしれません。
観終わったあとの本音メモ
個人的な感想をまとめると、こんな感じです。
- ウィンストンのポンコツさは、シリアスな話をいい意味で中和してくれる最高のスパイス
- ハゲ頭マーク・ウォールバーグはビジュアル含めてインパクト抜群で、「怖いマーク」を堪能できる
- 一方で、任務の組み方や人員配置など、現実的に考えるとツッコミどころは多い
つまり、
「粗はあるけど、キャラと緊張感で最後まで見せきるスリラー」
という位置づけの作品だと感じました。
ワンシチュエーションで90分、
“空の上の密室劇”を楽しみたい夜にはかなりアリ。
逆に、
脚本のロジックやリアリティを重視するタイプの人は、
イライラしちゃうかも しれません。
まとめ|『フライト・リスク』は“キャラで観る”タイプの空中スリラー
あらためてまとめると、『フライト・リスク』は
- マーク・ウォールバーグ演じる“謎のパイロット”の不気味さ
- ポンコツだけど憎めないウィンストンというコミカル要素
- ほぼ飛行機の中だけで進む、窮屈さゆえのドキドキ感
が魅力の、キャラクター主体のスリラー映画です。
- 「難しいこと考えず、ハラハラしたい」
- 「ちょっとクセのあるマーク・ウォールバーグが観たい」
という人には十分おすすめできます。
どこで観られる?
執筆時点では、Amazon Prime Videoで配信されています。
※配信状況は変わるので、最新情報は各サービスの作品ページをチェックしてみてください。


