『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』あらすじ&感想|依存が怖いタイプのホラー

ホラー

結論:「ノリでやったら終わる系ホラー」の決定版。
SNSで流行る“憑依チャレンジ”が題材なんだけど、これがほんと嫌〜なリアルさで刺してくる。幽霊が怖いってより、人間の軽さと依存が怖いタイプ。

  • 怖さ:★★★★☆(ジワジワ→急にドン!の波が強い)
  • グロ度:★★★☆☆(痛そう描写がしっかりある)
  • 後味:★★★☆☆(救いは薄め。ちゃんと残る)

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(C)2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

作品のざっくりポイント

90秒以内に手を離せってルールがあるのに、当然みんな調子乗る。
そして、その“ちょっとしたズル”が、取り返しつかない方向に転がっていく…って話。


あらすじ(ネタバレなし)

主人公は女子高生のミア。母親を亡くしてから心の穴が埋まらず、どこか浮いた感じで毎日を過ごしてる。父親とも距離があって、気持ちの置き場がない。

そんなミアが友達に誘われて参加するのが、最近若者の間で流行ってる遊び——
呪物みたいな「手」の置物を握って、「TALK TO ME(話しかけて)」って言うと霊が来るってやつ。

で、次に「I LET YOU IN(入っていいよ)」って言うと霊に“憑依”される。
周りの友達はそれを動画に撮って、みんなでキャッキャする。完全に“チャレンジ系コンテンツ”。

ただしルールがあって、憑依は90秒以内
それ以上やると“向こう側”がこっちに居座る(=ヤバいことになる)って言われてる。

最初は「うわ、怖っ!でもちょい楽しい!」みたいなノリなんだけど、ミアはある体験をきっかけに、どんどんその儀式に惹かれていく。
理由は単なる刺激だけじゃなくて、**喪失感を埋めてくれそうな“声”**がそこにあったから。

でも当然、遊びで済むはずがなくて…。
事故みたいな出来事が起きて、ミアの周りの空気が一気に変わる。
「これ、マジでやばくない?」ってなってからが、この映画の本番。止まらない。


ここが好き(見どころ)

1)“SNSの遊び”が“依存”に変わる流れがリアル

この映画、霊よりも先に **「人間のノリの怖さ」**がくる。
最初はパーティー感覚なのに、だんだん“もっと強い刺激”が欲しくなる感じ、めちゃリアルで嫌〜ってなる(褒めてる)。

2)90秒ルールが緊張感を勝手に爆上げする

「まだ?」「そろそろ?」「早く離して!」って、観てる側が勝手にカウントダウンしちゃう。
この仕掛け、シンプルなのに強い。

3)痛み描写がちゃんと痛い(想像できるやつ)

血の量が多いとかじゃなくて、“痛そう”が刺さる系
苦手な人はここだけ要注意。


こんな人におすすめ

  • 現代ホラーで「当たり」探してる人
  • ジャンプスケアだけじゃなく、関係性が壊れていく怖さが好き
  • ちょい重い余韻が残る映画が好き
  • “ノリで地獄行き”系が刺さる人

逆に、スッキリ爽快なオチ求める人には、ちょい重めかも。


ネタバレありのあらすじ(※注意:ここから先は完全にネタバレ)

未視聴ならここでストップ推奨!


ネタバレあり あらすじ

ミアは「手」の儀式で、霊の声や映像を体験する。最初は友達と遊び半分だったが、ミアは“母親っぽい存在”と接触したことで、儀式にのめり込む。
ミアにとってそれは、ただの刺激じゃなくて、**母を失った穴を埋める“救い”**に見えてしまう。

しかし、その儀式は霊にとって“入口”でもある。
ルールである90秒を超える危険が現実味を帯びていき、さらに周囲にも被害が広がる。

やがて、ミアの前に現れる“母のような存在”は、本当に母なのか?という疑いが濃くなっていく。
霊たちは人間の弱さに付け込み、**「助けたい」「救いたい」「会いたい」**という感情を燃料にして操作してくる。

ミアは「このままだと大切な人が壊れる」と分かっていながらも、幻(霊の誘導)と現実の区別がどんどん曖昧になり、判断を誤っていく。
結果、取り返しのつかない行動をしてしまい、最後は“向こう側”に飲み込まれる形で終わる。
ラストは、ミアが生者ではなくなったことを示すように、世界との距離感が変わり、自分が「呼ばれる側」になってしまったことが暗示される。

(※この映画の怖さって、幽霊が強いというより、心の穴に入り込んでくる“甘い声”が一番怖いんだよね)


ネタバレあり感想

この作品、最後まで「都合よく救ってくれない」のが良い。
喪失って、そんな簡単に癒えないし、弱ってる時ほどヤバい選択しがちで。
その残酷さをホラーに落とし込んでるのが、めちゃくちゃ上手い。

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