映画『カウントダウン』感想|「余命アプリ」って笑い話のはずが…ちゃんと怖いスマホホラー

ホラー

ホラー&スリラー好きのやなきちです。
アプリ系ホラーって映画の題材になりがちで多数出ていると思うのですが、その中でも私おすすめのホラー映画をご紹介します。

今回は、
「自分の余命がわかるアプリ」をダウンロードしてしまった若者たちの恐怖を描く映画
『カウントダウン』(2019)をネタバレあり・なしで語っていきます。

  • 観ようか迷ってる人向けの“怖さレベル”
  • アプリ系ホラーとしてどうなの?
  • 観終わった人と共有したいモヤモヤ

このあたりを、できるだけやわらかく・本音でまとめていきます。


映画『カウントダウン』の基本情報

  • 邦題:カウントダウン
  • 原題:Countdown
  • 公開年:2019年(日本公開:2020年9月11日)
  • 上映時間:約90分
  • 監督・脚本:ジャスティン・デック
  • 主演:エリザベス・レイル(Netflixドラマ『YOU 君がすべて』の女性)
  • ジャンル:ホラー/タイムリミット・スリラー

一言でいうと…

「余命カウントダウンアプリ」を入れたら、ガチで死のタイマーでした…という直球ホラー。


『カウントダウン』はこんな人におすすめ/おすすめしない

おすすめな人

  • スマホやアプリをネタにしたホラーが好き
  • 難しい話より、分かりやすい“ド定番ホラー”をサクッと観たい
  • ジャンプスケア(ビクッと驚かせるタイプの演出)が好き

おすすめしない人

  • 複雑なストーリーや深いテーマを期待している
  • CG系の悪魔・怪物が出てくると冷めちゃうタイプ
  • スマホ画面ドアップ&ビックリ演出が苦手

「頭を空っぽにして、90分ビクビクしたい人」にはちょうどいいけど、
物語の細かいツッコミをし始めると急にしんどくなるタイプの作品
という印象です。


ネタバレなしあらすじ

とあるパーティーで、
若者たちが「余命が分かるアプリ」を見つけます。

みんなノリでダウンロードして盛り上がる中、
コートニーという女の子の画面には、なんと**「余命 3時間」**の表示。

不安になった彼女は、
酔っぱらっている彼氏エヴァンの車に乗るのをやめて、別行動で帰宅。

するとアプリから

「同意事項が破られました!」という不気味な通知が届きます。

その直後、エヴァンの車は事故を起こし、
コートニーは“ある形”で恐ろしい最期を迎えることに…。

コートニーの担当看護師クインは、
エヴァンの話していたアプリに興味本位で自分も登録してみるのですが、
表示されたのは**「余命 3日」**という最悪の数字。

「ただのジョークアプリでしょ」

と笑い飛ばそうとするクイン。
ところが、アプリのカウントダウンが0になった人たちが、
次々と不可解な死を遂げていることが分かり──

クインは同じく短い余命を宣告された青年マットと手を組み、

  • アプリの正体
  • 死の運命を変える方法

を探して奔走していきます。


良かったところ・見どころ

① 設定がとにかく分かりやすくて入りやすい

スマホに「余命タイマーアプリ」を入れるだけで、
あとは数字がゼロになるのを見ている…という、
説明いらずのシンプル設定。

  • スマホ画面に大きく残り時間が表示される
  • じわじわ減っていくのがリアルでイヤ
  • 通知音が鳴るたびにこっちまでドキッとする

と、現代人ならではの“スマホあるある”と恐怖が、うまく噛み合っています。

やなきち
やなきち

当然アプリは削除できないし通知アラームは爆音という迷惑設計

② 主人公クインの「普通っぽさ」がいい

クインを演じるエリザベス・ライルは、いい意味で“普通の良い人”に見えるタイプ。

  • 患者さんに寄り添う優しい看護師
  • 妹思いのお姉ちゃん
  • でも、自分も不安でいっぱいいっぱい

という“等身大感”があって、

「この子には生き残ってほしいな…」
と自然に感情移入しやすいです。

やなきち
やなきち

クイン役を演じたエリザベス・レイルが綺麗過ぎてこんな看護師がいる病院ならいくらでも入院したいと思ったのは私だけはないはず

③ ホラーだけど、ところどころ笑わせてくる

本作はガチガチのシリアス一辺倒というより、
ちょこちょこコメディ要素が入るタイプのホラーです。

特に、

  • ノリ軽めのスマホショップ店員
  • オタク系の神父さん(この人、かなりキャラ立ってます)

このあたりのキャラクターは、
重くなりがちな“死のカウントダウン”ストーリーの中で
ちょうどいい息抜きになっていました。

やなきち
やなきち

神父さんはこの作中一番好きなキャラ。


気になったところ・合う人を選びそうなポイント

① ジャンプスケア多めなので好みが分かれる

暗い部屋、静かな音、
「…来るぞ来るぞ……バーン!」という、
お手本のようなビックリ演出が多め。

  • そういうのが好きな人 → めちゃ楽しい
  • 「音で驚かせるだけのホラーは苦手」という人 → ちょっとしんどい

という感じになると思います。

② 設定の“理屈”を深く考えるとツッコミどころが増える

  • なんでアプリの利用規約を破るとペナルティがあるの?
  • 悪魔(的な存在)とアプリがどう繋がってるの?
  • この世界、もっと被害者いてもおかしくなくない?

など、世界観を論理的に考え始めると「あれ?」が増えてきます。

“都市伝説ホラー”として、
ふわっと受け止めるくらいが、ちょうどいいかもしれません。

③ ホラーに慣れている人には「定番寄せ」に感じるかも

  • 余命タイマー
  • 悪魔的な存在
  • 過去の契約
  • 儀式で運命を変えようとする…

と、ホラー好きなら「見たことある要素」が多いので、
新鮮さより**“安定したB級感”**が勝つタイプの作品だと思います。


※ここからネタバレあり感想ゾーン※

ここから先は、
クライマックスの展開やエンディングに触れます。

まだ未鑑賞の方は、
ここで一度閉じて、映画を観てから戻ってきてもらえると嬉しいです。


▶︎ラストについて:犠牲と「アプリ再インストール」のオチ

終盤、クインたちは
アプリの背後に“悪魔との契約”があることを知り、
そのルールを逆手にとって運命を書き換えようとします。

最終的には、

  • 誰かが犠牲になる
  • そのことで“運命を上書きする”

という形でクインは助かるのですが、
エンドロール後のオマケシーンで
「カウントダウン2.0」みたいな新バージョンが登場するという、
お約束のオチが待っています。

「いや、またアプリあるんかい!」

というツッコミ半分、
続編の期待が膨らむラストでした。

やなきち
やなきち

ですが現在も続編の情報はありません。公開からすでに年数経っていますが是非制作してもらいたい。


印象に残ったシーン

■ ベッドの下の「何か」がゆっくり近づいてくるシーン

王道中の王道なんですが、
画面の端をじわじわ移動してくる“見えない何か”はやっぱり怖い。

「そこにいるのは分かってるけど、はっきり映さない感じ」

がうまくて、ホラーとしてちゃんとドキドキしました。

■ 病院の廊下で、一瞬だけ“見えてしまう”瞬間

クインの仕事場である病院は、

  • 無機質な蛍光灯
  • 静かな夜勤の廊下
  • ふとした瞬間にだけ見える影

と、ホラー映えする要素が詰まってます。

個人的には、
日常っぽい場所に、非日常の存在が紛れ込んでくる感じが一番ゾワっとしました。

観終わったあとのモヤモヤ・本音メモ

観終わって一番ひっかかったのは、

「アプリに殺される“対象”って、どういうルールで選ばれてるの?」

ってところでした。

映画の中では、

  • もともと決まっていた“寿命”が見えるだけなのか
  • それとも、悪魔側が「この人を狙おう」と意図的に選んでいるのか

このあたりが最後までハッキリとは語られません。

主人公クインは、
「母親を助けられなかった過去」をトラウマとして抱えているから、

そういう“心に傷を抱えている人”を狙っているのかな?

とも思えるんですが、
それだと冒頭のカップルの女の子のトラウマは説明されてないんですよね。

  • たまたまノリでアプリ入れただけに見える
  • 背景がほとんど描かれない

ので、

「やっぱり運命の寿命なの? それとも悪魔の気まぐれセレクト?」

が分からず、ちょっとモヤっとしました。


ラストについても、正直こう思いました👇

「“代わりの犠牲者を立てることで死を回避する”って、
どこかで観たことあるぞ…!」

『ファイナル・デッドブリッジ』(ファイナル・デスティネーションシリーズ)とか、
他のデスゲーム系ホラーにも似たルールが出てくるので、

  • ルール自体は分かりやすいけど
  • もう一捻りオリジナリティがあったら、もっとテンション上がったかも

というのが正直なところです。

ただ、最後の「カウントダウン2.0」で
続編を匂わせてくるオチは、個人的にはかなり嬉しかったポイント。

「いや、そこでアップデートすんなよ!」

ってツッコミつつ、
こういう“ちょっと悪ノリ気味のラスト”が好きな人間としてはニヤッとしてしまいました。

  • 設定は好き
  • キャラも嫌いじゃない
  • 世界観もまだ広げられそう

だからこそ、

「もし続編がちゃんと作られたら、絶対観るよ」
と思わせてくれる、ちょっと不思議な愛おしさのある一本でした。

まとめ|『カウントダウン』は“ライトにビビりたい人”向けアプリホラー

あらためてまとめると、
『カウントダウン』は

  • スマホアプリ×余命カウントダウンという、一発で伝わる設定
  • 主人公クインの“普通っぽさ”にほどよく感情移入できる
  • ジャンプスケア中心で、90分サクッと楽しめる

という、ライト寄りのエンタメホラーです。

逆に、

  • ロジックガチガチの脚本
  • 深いテーマ性や社会批判
  • 斬新な恐怖表現

を求める人にはちょっと物足りないかもしれません。


『カウントダウン』を観られる配信サービス

執筆時点では、日本では

  • U-NEXT:レンタル配信
  • Amazonプライムビデオ:レンタル/購入
  • 他:Lemino、Rakuten TV などでレンタル配信

といったサービスで視聴できます。

※配信状況は変わるので、最新情報は各サービスの作品ページをチェックしてみてください。

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