結論:前作を観た人ほど刺さる“続編ホラー”だった。
学校で終わったはずの「カラダ探し」が、今度は遊園地で再び始まる。
ただ怖いだけじゃなく、明日香と高広の続きをちゃんと描こうとしているのがこの作品の強み。前作のラストにモヤっとした人ほど、最後まで観る意味がある1本です。
- 怖さ:★★☆☆(追いかけられる緊張感がかなり強い)
- グロ度:★★☆☆☆(流血や損壊描写はしっかりある)
- 後味:★★★☆☆(一区切りはあるけど、不穏さは残る)
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『カラダ探し THE LAST NIGHT』の作品情報
- タイトル:カラダ探し THE LAST NIGHT
- 公開日:2025年9月5日
- 上映時間:94分
- レーティング:PG12
- 監督:羽住英一郎
- 原作:ウェルザード「カラダ探し」
- 脚本:土城温美、原祐樹
- 音楽:菅野祐悟
- キャスト:橋本環奈、眞栄田郷敦、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明、木村佳乃
- 主題歌:Stray Kids「Parade」

作品のざっくりポイント
前作で「カラダ探し」を終えたはずの明日香が、高広の前から突然消える。
そこから3年後、今度は別の高校生たちが真夜中の遊園地で「赤い人」に追われる側になる。
今作の面白さは、ただ同じことを繰り返す続編じゃないところ。
前作のラストでひっくり返った運命を回収しながら、新しい参加者たちのループと、高広の執念が同時進行で走っていく。
舞台が学校から遊園地に変わったことで、見せ場もかなり派手になってます。
『カラダ探し THE LAST NIGHT』のあらすじ(ネタバレなし)
深夜0時。バラバラになった体をすべて見つけるまで、同じ日を繰り返す――それが「カラダ探し」。
前作でその呪いを終わらせたはずの明日香だったが、直後に高広の目の前から姿を消してしまう。
それから3年後。修学旅行で遊園地を訪れていた陸人、大和、岬、有紗、航の5人は、気づけば真夜中の遊園地に閉じ込められていた。
そこへ現れたのは、全身血まみれの少女“赤い人”。5人は次々と惨殺されるが、目を覚ますとまた同じ朝に戻っている。
自分たちが新たな「カラダ探し」に巻き込まれたと知った彼らの前に現れたのは、3年前からずっと明日香を探し続けてきた高広だった。
『カラダ探し THE LAST NIGHT』の見どころ
1)舞台が遊園地になって、スケールUP
前作の夜の学校も雰囲気自体は怖かったけど、今回は遊園地。
ジェットコースター、フリーホール、海賊船、メリーゴーランドみたいなアトラクションが、そのまま死の舞台になるので恐怖のバリエーションが増加。
2)高広の“3年間”がちゃんと重い
前作と違う点で単に学生ホラーってわけではなくなってます。
高広が3年間ずっと明日香を探してきた、という時間の重さがちゃんと観えるので、
前作を観ていると、「あのラストの続きってこうなるのか」と思える場面がちゃんとあるのがよかったです。
3)ループものとしての気持ちよさも残ってる
やっぱりカラダ探しといったら何度死んでも翌日に戻る設定。
そのルールの中で、少しずつ情報が増えて、動き方が変わって、仲間同士の関係も変わっていく。
ホラーだけど、デスゲームやミッションものっぽい面白さもあって、テンポよく観やすい1本でした。
こんな人におすすめ
- 前作『カラダ探し』を観て、あのラストが気になっていた人
- 学校ホラーより、アトラクション系の派手な恐怖が好きな人
- ただ怖いだけじゃなく、物語の続きや因縁もちゃんと回収してほしい人
- タイムループもの、デスゲームものが好きな人
ネタバレあり あらすじ
※ここから先はネタバレありです。
前作で「カラダ探し」を終えたあと、高広は礼拝堂で明日香に遊園地の約束を確かめる。するとその瞬間、明日香の体は消え、過去の新聞記事まで書き換わる。
本来は小野山美子が被害者だったはずの事件が、「遊園地で森崎明日香が8歳で殺された事件」へと変わってしまう。明日香は見知らぬ暗い場所で目を覚まし、そこから新しい呪いが始まる。
3年後、修学旅行で遊園地を訪れた陸人、大和、岬、有紗、航の5人は、昼間に謎の少女から「私のカラダを探して」と告げられる。
その夜、閉園後の遊園地に閉じ込められた5人は“赤い人”に殺され、翌朝また同じ日をやり直すことになる。
最初は何が起きているのか分からないまま逃げ回るが、ループを重ねるうちに体の一部を見つけ、これは本物の「カラダ探し」だと理解していく。
やがて5人の前に高広が現れ、自分も3年前に「カラダ探し」を経験したこと、そして明日香が消えてからずっと呪いの連鎖を追ってきたことを明かす。
高広は、カラダ探しを終えると別の誰かが消える“身代わりの呪い”が続いていること、呪いの始まりには「始まりの儀式」と赤い石が関わっていることを調べ上げていた。
一方その頃、死者の世界にいる明日香は、三神遥という女と出会い、赤い石と儀式の仕組み、そして呪いを断ち切る方法を探っていく。高広たちは手がかりを追って指切り島へ向かい、祭壇跡で明日香とつながる。そこで高広は、明日香自身の「カラダ探し」を終わらせる決意を固める。
ループを重ねながら、6人は遊園地の各所で明日香の体を探し続ける。
左腕、頭、腰、左胸、左足、右腕と少しずつ集めていくが、そのたびに誰かが無残に殺される。
終盤、残るパーツは右足だけとなり、最後の場所が木製ジェットコースター「ジュピター」だと判明。
しかしその夜は失敗に終わり、大和、有紗、航は翌朝戻ってこない。本当の朝が来たことで、高広は「失敗すれば本当の死になる」段階まで来てしまったと知る。新聞記事では事件の犯人まで書き換わり、三神遥が4人を殺した存在として収監されていた。高広は三神から赤い石の欠片を受け取り、自分の血を与えて、最後の一夜をもう一度呼び戻す。
最後の夜、高広、陸人、岬は再びジュピターへ向かう。
コースターの中で右足を発見するが、赤い人の猛追は止まらない。高広は幼い頃の明日香との記憶を思い出しながら、“赤い人”と真正面からぶつかる。
そして燃やしたうえで清掃車の圧縮機に押し込み、ようやく赤い人を止める。右足を棺おけに収めたことで、明日香のカラダ探しは完了。翌朝、陸人たちは記憶を失ったまま日常へ戻るが、遊園地には彼らの名前の痕跡が残っていた。
高広の前には、消えたはずの明日香が再び現れる。
なお、エンドクレジット後にはさらに不穏な場面があり、「カラダ探し」がまだ終わっていないことを思わせる終わり方になっている。
ネタバレあり 感想
前作を観たあとだと、やっぱり一番気になるのは「明日香どうなったの?」ってところだったと思うんだけど、この作品はそこを主軸としてちゃんと物語が進みます。
だから今作は、新しい参加者たちの物語でもあるけど、実質的には高広と明日香の続編感が大きかったかなと思います。
高広はかなりしんどい役回りです。
3年間ずっと明日香を探し続けて、やっと手がかりを見つけても、目の前でまた何人も死ぬ。
しかもただ助けたいだけじゃ解決しないのが、このシリーズの嫌なところ。
「誰かが助かれば、誰かが消える」というルールがあるから、そこどう解決するのか期待してましたがちょっと肩透かしな感じをくらったのは私だけではないはず。もうちょっと納得感ある演出が欲しかったのが本音。
一方で、今作は遊園地ホラーとしての見せ場も強いです。
ジェットコースターの場面なんかは、かなりこの映画らしい山場。
走る、追われる、見つける、また死ぬ、を繰り返すテンポの良さは最後まで崩れません。
個人的には、前作より“青春感”は少し薄めで、そのぶん因縁とルール解明に振った印象でした。
だから前作みたいな「若者たちのノリ」よりも、続き物としての回収や高広の執念を見たい人のほうがハマると思います。
ラストも完全なハッピーエンドではないです。
でも、前作からここまで引っ張った明日香と高広の話としては、ちゃんと観る意味がある終わり方でした。
前作を観てモヤモヤした人ほど、最後まで観てほしいです。
前作『カラダ探し』も詳しく知りたい方はこちら
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