映画『Z Bull ゼット・ブル』レビュー|前半ネタバレなし→後半ラストまで解説

ホラー

「グロ&暴力描写多め」なのに、なぜか観終わるとスッキリする。
その理由はシンプルで、舞台が軍事系ブラック企業のオフィス、敵がパワハラ上司&イカれた社内システムだから。

このページは 前半ネタバレなしで「刺さるポイント/注意点」を整理し、後半でラストまでネタバレ解説します。

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『Z Bull ゼット・ブル』作品情報

  • 原題:Office Uprising
  • 製作:2018年/アメリカ/89分
  • 日本劇場公開:2019年4月12日
  • 監督:リン・オーディング
  • 主な出演:ブレントン・スウェイツ、ジェーン・レヴィ、カラン・ソーニ、ザカリー・リーヴァイ ほか

あらすじ(ネタバレなし)

軍事企業アモテック社。ある日、試作品の集中力強化ドリンク剤「ゾルト」を飲んだ社員たちが凶暴化して社内で殺し合いを始めます。暴動でセキュリティシステムが作動し、建物は完全封鎖
経理部の冴えない社員デズモンドは、この地獄みたいなオフィスからの脱出に巻き込まれていく——というサバイバル・ホラーコメディです。

やなきち
やなきち

この単純明快でおもしろ設定がTheB級映画感を出していて個人的にはすごく好き


見どころ(ネタバレなし感想)

1) グロいのに、ブラック企業×上司のおかげで“爽快感”が出る

血も暴力も多いのに、雰囲気はずっとブラックコメディ寄り。
「社内で起きてる地獄」を、パワハラ上司&社畜システムがさらに燃料投下してくるので、嫌なリアルが“笑いとカタルシス”に変換されるタイプです。

2) 主人公が“イケメンなのにオタク”という振り切りが好き

デズモンドは、仕事中にこっそりゲーム開発してるダメ社員寄りのキャラ。
なのに主演がブレントン・スウェイツで絵面が強い(イケメン×オタクの非現実感)。このギャップが、作品の“漫画っぽいノリ”と相性良くて好きでした。

3) 「会社、崩壊しないかな…」という妄想が“可視化”される快感

会社嫌いな人ほど刺さるやつ。
「理不尽な上司」「意味不明ルール」「全社セミナー」みたいな“現実のうんざり”が、そのままオフィス血みどろサバイバルに変換されて、ある種の願望成就感があります。


こんな人におすすめ

  • ブラック企業・パワハラ描写を笑いに変換してスカッとしたい
  • ゾンビ系・感染パニック系が好きだけど、重すぎるのは苦手
  • グロOKで、不謹慎ジョークも許せるタイプ

注意点

  • 暴力・流血は多め(“怖い”より“血が飛ぶ”タイプ)。
  • シリアスな社会派を期待すると、かなり“バカ映画”寄り(そこが良さ)。

※ここからネタバレあり(ラストまで)

未鑑賞の方はここでストップ推奨


ネタバレあり:ラストまでの流れ(結末)

  • デズモンドは「ゾルト」を飲んでいなかった(サボって帰っていた)ため正気。半分だけ飲んでしまったサマンサ、ラマダン中で飲んでいないムラドらと合流し、封鎖されたビルから脱出を目指します。
  • ビル封鎖解除には上層部の権限が必要で、最上階へ向かう過程で凶暴化社員と殺し合いに巻き込まれます。
  • 上司アダム(ナスバウム)が暴走し、CEO周りも含めて状況がさらに地獄化。デズモンド側は「解毒剤(対抗薬)」を求めて社内を走り回ります。
  • 終盤、アダムが戦闘ロボットで襲ってくるなどカオスの頂点へ。解毒剤で回復したサマンサたちも戻り、デズモンドは地雷でアダムを吹き飛ばす
  • そしてデズモンドたちは燃え上がるビルから脱出。警察・消防が駆けつける中、デズモンドとサマンサは抱き合いキスして幕、という“バカ映画らしい”締めです。

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